NPO法人富士山ホシガラスの会
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皆様のご支援により活動しております
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NPO設立およびこれまでの活動にご支援いただきました
御殿場市財産区連絡協議会
(一財)須山振興会
(一社)印野郷土振興協会
(一社)玉穂報徳会
(一社)中畑愛郷会
(一社)原里愛郷振興協会
(一社)竈報徳社
(一社)御殿場愛郷報徳社
(一社)古沢共和会
(一社)一色郷栄会
(一社)須走彰徳山林会
フジヤマリゾート(株)
菱友冷熱株式会社
(有)東富士クリーンサービス
(公財)粟井英朗環境財団
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御殿場エコサポーター
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 わたしたちは、富士山の森を真に豊かな森とするための具体的な対策を推進する団体を目指しています。富士山の森は大変荒廃しつつあります。その原因は多岐に渡りますので一朝一夕にはまいりませんが、森林所有者とも課題を共有しながら「焦らず、あわてず」前進したいと思っています。賛同いただける方は是非一緒に挑戦していきませんか。お待ちしています。
発起人代表 横山澄夫
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わたしたちは富士山の森の生物多様性と水源かん養機能の復元を目指します。こどもたちがふるさとの森で学ぶことができる環境教育の充実に取り組みます。

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これまでの活動報告・冊子などです。活動記録はこちらをご覧ください。
冊子、ガイドブックはダウンロードして個人的にご利用いただいて構いません。(転載は固くお断りします)
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令和3年度
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2022年3月 ウラジロモミ人工林の混交林化計画 中間報告 生物多様性の復元を目指す
活動記録(PDF 17MB)

 認定NPO法人富士山クラブのプロジェクトの活動として始まり、同プロジェクトメンバーの多くが参加して発足した富士山ホシガラスの会と富士山クラブとの協働事業「ウラジロモミ人工林の混交林化計画(実験)」は、7年が経過しました。
 令和3年度は、富士山スカイラインの土砂流出災害により、協定林へのルートが通行止めとなり、当会が計画していた調査が予定通りに進まず、十分な成果が得られなかったため、令和3年度はこの活動に至る背景と富士山クラブが2008年に開始した協定林での生物多様性に関する調査、検証なども含め、当会と富士山クラブが協働事業として取り組んできたこれまでの活動をまとめ、中間報告としました。

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令和2年度
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2021年3月 富士山自然保護・環境教育活動の概要 2021年版 御殿場市富士山環境保全・教育推進事業
活動記録(PDF 37MB)  近年、人と森の関わりが薄れたことより森の活性化が行われなくなったことに加え、ニホンジカによる深刻な森林被害により林床植物の貧相化と樹木の立ち枯れが進み、次世代の若木が育つことができない状態が続いています。生物多様性の衰退は回復不能なところまできているのかもしれません。
 自然環境の変化は、環境に関わる様々な現象について定量的に、継続して把握することでより明らかになります。本書は、私たちがこれまでに行ってきた様々な調査、環境保全活動、啓発活動を収録したものです。
 当会は令和2年度から御殿場市の富士山基金より「富士山環境保全・教育推進事業」の補助を受けてさらに充実した活動が可能になりました。
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2020年5月 富士山自然保護活動の概要 令和元年度版
(PDF 2.5MB)  当会が、2013年に発足して以降の調査結果を収録しています。
自然環境の移り変わりを見ていくためには、様々な環境に関わる現象について可能な限り定量的に把握していくことが大切だと思っています。
富士山の植物や動物などの自然環境の実態を知って頂き、保護・保全活動などを行うための基礎資料として活用して頂ければ幸いです。
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令和元年度
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2020年2月 冊子・富士山御殿場口の自然環境と課題 2020年改訂版
富士山御殿場口の自然環境と課題・植樹
(PDF 41.8MB)

 本書は、御殿場市環境課との市民協働型まちづくり事業の集大成として2018年に発行した「富士山御殿場口の自然環境と課題」の改訂版です。
 改訂版の作成にあたり、その後に発生した雪代などにより定点観察地点がどのように変化したかなど、新たな調査資料を加えました。
 本書は静岡県富士山環境保全事業補助金交付を受けて作成しました。
 1000部印刷、無償配布しております。入手ご希望の方は御殿場市環境課または御殿場市市民交流センターふじざくら内の御殿場市民活動支援センターでお受取りください。

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2019年12月 ウラジロモミ人工林の混交林化計画 調査報告
西臼塚人工林の混交林化実験報告書2020(PDF 12.4MB)

 この報告書は富士山クラブ西臼塚協定林混交林化計画に基き2019年に実施した調査結果を纏めたものです。 本事業計画については2019年2月の中間報告を参照してください。

 調査は3年前(伐採前)に実施したコドラートによる植生調査の追跡調査、協定林および周辺域の環境調査、伐採前と同ポジションでの全天写真撮影、ブナの種子調査、カシノナガキクイムシが穿入したミズナラの分布状況などです。

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2019年7月 富士山学習シリーズ(1) 須走口標高2,000mの草原と森林 宝永噴火から再生する森
(PDF 16.7MB)

 1707年の宝永噴火で消滅した森が再生してゆく状況を標高2000mの須走口の遊歩道で観察するためのガイド冊子です。
 小学校〜中学校の教員、または高校生以上のための現地観察学習ガイドとして平成28年度(2016年)に作成した冊子の改訂版です。

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2019年5月 富士山自然保護活動の概要 平成30年度版
(PDF 1.9MB)  当会が、2013年に発足して以降の調査結果を収録しています。
自然環境の移り変わりを見ていくためには、様々な環境に関わる現象について可能な限り定量的に把握していくことが大切だと思っています。
富士山の植物や動物などの自然環境の実態を知って頂き、保護・保全活動などを行うための基礎資料として活用して頂ければ幸いです。
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平成30年度
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2019年3月 富士山南東斜面における長期動物調査
日立ハイテクサイエンス小山事業所 生物多様性プロジェクトへの支援・事業報告書(PDF 10.2MB)  富士山の森ではニホンジカによる食圧のため樹木の立ち枯れ、林床植物の減少などが急速に進んでいます。わたしたちは森の植物相を守ることを目的に静岡森林管理署、常葉大学と協力して天然林への植生保護柵の設置、母樹となる樹木への樹皮防護ネット掛けを続けています。これらの植物の保護活動と並行してニホンジカの活動を把握するため、2013年よりセンサーカメラによる動物調査を継続的に行なっています。この調査は富士山に生息する動物とニホンジカの活動の実態を明らかにし、森林の生物多様性の保全に資することを目的とするものです。
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2019年2月 ウラジロモミ人工林の混交林化計画 中間報告
日立ハイテクサイエンス小山事業所 生物多様性プロジェクトへの支援・事業報告書(PDF 8.1MB)

 この事業はNPO法人富士山クラブの協定林内のウラジロモミ人工林を効率良く混交林化するための実験的な事業であり、当会メンバーが2008年から富士山クラブの森林保全プロジェクトとして協定林の管理を担当したことから、2014年に協働事業として計画されたものです。事業は当会学術顧問の渡辺定元博士の指導と静岡森林管理署の協力により進めており、2018年12月に間伐が完了しました。
 計画は、二次林の境界部分のウラジロモミを間引きする。ウラジロモミ林の林間に点在する落葉高木の成長、枝張りを促すため周辺のウラジロモミを伐採する。直径10~15m程度の空間を複数創出し、落葉広葉樹の植栽、埋土種子の芽吹き、撹乱により種子発芽を促す等により、多様性を復元する試みを行い、経過を観察するものです。

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2019年2月 地元企業への事業支援記録
日立ハイテクサイエンス小山事業所 生物多様性プロジェクトへの支援・事業報告書(PDF 17MB)

 この事業(日立ハイテクサイエンス小山事業所 生物多様性プロジェクト)は事業所敷地内の人工林を伐採し、雑木林などの森づくりにより生物多様性を創出するもので、研究施設としては日本初のJHEP認証を取得したものです。
 2015年、当会は小山町からの要請を受け、プロジェクトに協力することを決定し、2016年に区域ごとに伐採前の植物相調査を開始、2016年、2017年に野鳥の生息調査、2017年に動物調査を行い基礎データとしました。その間、当会は生物多様性創出のため様々な提案をしてきましたが、残念なことに提案が受け入れられることなく事業が進んだため、平成30年度で支援を終了することにしました。支援事業としては失敗に終わりましたが、麓の自然環境について貴重な記録を得ることができました。

「日立ハイテクサイエンス小山事業所 生物多様性プロジェクトへの支援・事業報告書」は巻末に再編収録しました。

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2018年7月 自然観察ガイド・富士山御殿場口の自然観察

富士山御殿場口の自然観察(PDF13.3MB)

 小学生以上を対象にした自然観察ガイド「富士山御殿場口の自然観察」(A5版 6ページ)を作成しました。御殿場口の雪代跡に見られる先駆植物(パイオニア植物)と、島のような植物群落(パッチ)の中とその周辺で見られる主な植物を収録しました。また、森林限界と森の中など、それぞれの場所の特徴とそこで見られる植物の一部を紹介しています。植物の他に、野鳥、動物、昆虫、花や昆虫の拡大写真なども掲載しました。
 御殿場口新五合目駐車場周辺では植樹活動により自然景観が失われており、調査で記録した186種の植物のうち120種が外来種を含む非在来種です。御殿場口火山荒原本来の自然を観察するには登山道を大石茶屋近くまで登らなければなりません。裏表紙には御殿場口で繁殖が進んでいる外来植物と侵入植物を掲載しました。

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平成29年度
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2018年3月 冊子・富士山御殿場口の自然環境と課題 (P5 地図「獅子岩」の位置を修正 2018.11)
富士山御殿場口の自然環境と課題・植樹
(PDF 31.3MB)
 御殿場口の火山高原は植樹活動により外来種を含む非在来植物が激増するという極めて深刻な状態であることから、当会は平成27年度より、御殿場市環境課との市民協働型まちづくり事業として、御殿場口周辺の自然環境調査と侵入植物の駆除に取り組んできました。この冊子(A4版 64ページ)は、御殿場口周辺の自然を正しく理解し、課題を明確にすることを目的に、御殿場口および周辺地域の過去の記録と3年間の調査を基に作成し、資料として富士山の森林、草原、歴史なども掲載しています。侵入植物の駆除には長期の取り組みが必要です。御殿場口の自然環境を守るためにはどうしたらよいか、どのように自然と関わるべきかを考える上で、本書がその一助になることを願っています。
 冊子は1000部印刷し、御殿場市および市民活動支援センターなどにより平成29年度内に約900部が配布されました。(新聞記事・静岡新聞 日韓静岡 岳麓新聞)
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平成28年度
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2017年2月 御殿場口雪代堆積地の温度変化
雪代堆積地の温度変化(PDF 858K)  この周辺は、「リセット」された環境(自然)になっているので、年月を掛けて観察、地点をずらして観察することで、砂礫地から林に遷移する自然の営みをみることができます。
これを眺めることは、広く言えば地球営みを眺めることになります。大きく眺めれば大きく、小さく眺めれば小さく、眺める人の感性と知識でどのようにも眺められます。環境を学び自然の営みの深さや人知の至らぬことを味わうことで、富士山ばかりでなく自然にたいする構えが変わってきます。特に小学生、中学生、高校生(もちろん大人も)には、自然の営みを体感して、さらに科学的に眺めることを学んでいただけたらと願います。(明治大学現象数理学科特任准教授 佐藤一)
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2017年2月 御殿場口雪代堆積地の植生調査と侵入植物除去活動
御殿場口雪代堆積地の植生調査と侵入植物除去活動(PDF 2.1MB)  御殿場口での植樹活動は、当初、麓の雑草を持ち込まないようにするため、苗の土を落とし、ピートモス(園芸用培養土)を利用するなどの対策がとられましたが、2000年代になり、植栽活動を行っている一部の団体がポット苗と土壌改良を目的とした肥料などを持ち込んだことにより帰化植物を含む非在来植物が激増しました。2014年11月、県から当会に御殿場口の外来植物についての情報提供の要請があり、当会は県に対し現状を説明するとともに植栽活動を行う関係者間の問題共有を図ることを要望しました。県は、2014年12月、情報交換会を開催、各団体間に侵入植物の問題が共有され、対策が必要であることを確認しました。当会は侵入植物の調査と駆除への取り組みを開始しました。(新聞記事・「富士山の生態系守る」静岡新聞 2016.8.11)
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2016年12月 富士山国有林須山口周辺部の活動と植生保護柵の効果
富士山国有林須山口周辺部の活動と植生保護柵の効果(PDF 3.9MB)

 2013年4月、当会(NPO設立準備会)は静岡森林管理署を訪問し、鹿の食害から植物相を保存するため天然林への柵の設置などを要望しました。同署ではすでに水ヶ塚区域への柵を設置する計画があり、当会の要望を受けて協働で現地調査を行い旧須山口周辺に4基の柵を設置することを決定、2013年11月~12月、静岡森林管理署、常葉大学と協働で旧須山口周辺標高1400m~1500mの天然林に4基の植生保護柵を設置しました。当会は周辺地域の食害の調査、動物学者今泉忠明先生の指導による動物調査などと並行して柵の保守管理を担当しています。柵の内外でのコドラートによる植生調査、柵内の地掻き試験などを行い、柵設置3年後の効果を検証し、調査結果をまとめました。

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2016年10月4日 東臼塚草原植生保護柵の効果・中間報告
東臼塚草原植生保護柵の効果・中間報告(PDF 1.3MB)  旧東臼塚周遊コースは1996年9月の台風17号による風倒木により遊歩道は寸断されて通行困難となり、その後の営林署の再編などにより東臼塚周遊コースは整備されることなく閉鎖されました。当会は遊歩道の再開を模索するため、2014年に予備調査〈調査リポート「東臼塚調査(予備調査)2014年6月14日」〉を実施した結果、コース上の湿地性草原はニホンジカの食圧により希少種が消滅するなど、植物の著しい衰退が見られることを確認、調査リポートを静岡森林管理署に提出しました。2014年7月、ニホンジカについての情報交換(当会、常葉大学、静岡森林管理署)で、草原に植生保護柵を設置する必要があることを確認し、2015年10月、常葉大学、静岡森林管理署と協働で植生保護柵を設置しました。設置翌年には柵の効果が確認され、2016年8月、柵内外のコドラートによる植生調査を実施し、経過とともにまとめました。
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平成27年度
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2016年3月 ハンドブック・富士山御殿場口雪代堆積地の侵入植物
ハンドブック・富士山御殿場口雪代堆積地の侵入植物(PDF 14.6MB)

 2014年11月から2015年10月まで7回にわたる調査で記録した進入植物に、富士山自然誌研究会の記録を加えた91種を掲載しました。91種の内、外来種は28種、「ヒメスイバ」の繁殖「ビロードモウズイカ」の進入なども確認され、かなり危機的な状況であることが分かります。初版は当会の調査で記録されなかった植物の写真が無いものがあり、資料写真、図鑑参照としていますが、PDF版は順次改定しており、2016年以降に記録した侵入植物も加える予定です。尚、このハンドブックは侵入植物を駆除するために作成したものですので、植栽された非在来植物は掲載しておりません。詳しい情報は冊子「富士山御殿場口の自然環境と課題」を参照してください。

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2016年2月1日(改定) 御殿場口雪代堆積地の侵入植物調査
御殿場口雪代堆積地の侵入植物調査(PDF 153K)  この調査は当会と御殿場市環境課による御殿場市市民協働型まちづくり事業「御殿場口の外来植物及び侵入植物を除去するためのハンドブック作成」のため実施したもので、調査は地権者および管理者の許可を得て実施しました。同区域の一部において過去に記録された侵入植物については富士山自然誌研究会の記録を使用しています。
調査日 2014年11月15日(予備) 2015年5月27日・5月31日(補足)・6月20日・7月19日・9月6日・10月4日
協力(敬称略)
元静岡県自然環境調査委員会植物部会会員 佐藤孝敏 (調査・同定・総括)  富士山自然誌研究会植物部会 大嶋章 大嶋よし子 (調査・同定)  フジフォレストクラブ 佐藤政幸 石川美智子 (調査補助および写真) 資料協力 富士山自然誌研究会 (2001年および2010年の記録)
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2015年9月15日 大蔵高丸植生保護柵見学 2015
大蔵高丸植生保護柵見学2015(PDF 280K)  前年に引き続き草原の回復状況を確認すると共に、新たに採用した金属柵の設置状況及び今後の整備計画について調査を行いました。半場氏の説明によると金属柵の南東の大谷ケ丸の草原(標高1,755メートル)に新たに周囲5キロの防護柵を設置したい旨、市に要請しているとの熱い気持ちが語られました。大蔵高丸の活動は、草原に本来の植生を取り戻そうとするもので、行政と連携した取り組みは、大変貴重な事例であり、市民活動の原点を確認できたように思います。純粋な思いを我々も一層培って参ります。また、粟井英朗環境財団の粟井晶子代表理事には見学会に参加を頂き、我々の取り組みや、抱える課題等について共有しご理解を頂き感謝致します。
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平成26年度
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2014年11月15日 富士山南東斜面の自然環境と植栽活動について
富士山南東斜面の自然環境と植栽活動について(PDF 4.7MB)  2010年8月、御殿場口で行われた富士山自然誌研究会主催の合同フィールドワーク(一般参加)において、観察ルート上で27種の侵入植物が確認されました。同会が2001年に調査した記録では9種であったことから侵入種が急激に増加していることが判明しました。この結果を受け、同所で植栽活動を行ってきた東京電力三島営業所は、2011年度に侵入種の実態調査を計画しましたが、2011年3月、東日本大震災が起こり環境活動を休止したため調査が実施されることはありませんでした。2014年11月、当会は静岡県が実施中の各登山道の外来種生息状況調査への協力要請を受けたのを機に御殿場口周辺の侵入植物調査を行いました。その結果、ビロードモウズイカなどの外来種11種と植栽された2種を含む30種以上の侵入種を確認しました。植栽樹の根元および周辺部に侵入種が特に多いことが確認されました。
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2014年10月30日〜11月17日 旧須山口周辺の防護ネット設置事業中間報告
旧須山口周辺の防護ネット設置事業中間報告(PDF 1.6MB)  富士山の森林ではニホンジカによる樹皮の被食によりウラジロモミ、キハダなどが次々に立ち枯れています。旧須山口登山道沿いには、多数のウラジロモミ大径木がありますが、このまま放置すると被食被害が拡大して立ち枯れし、枯れ枝の落下、倒壊等により歩道利用者に危険が及ぶことも危惧されます。当会は2013年、被食樹の保護と立ち枯れによる危険防止のため樹皮への保護ネット設置を静岡森林管理署に提案し、同署はこの提案を受けて、 2014年度に資材を調達し当該年度の事業として保護ネットを設置するに至りました。この事業は登山道管理者の御殿場市の了解を得て静岡森林管理署、常葉大学との協働で実施し、常葉大学の社会環境学部新入生の自然保護活動体験などとして現在も継続しています。
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2014年10月21日 赤谷プロジェクト現地見学リポート
赤谷プロジェクト現地見学リポート(PDF 1MB)  赤谷プロジェクトは地域住民(赤谷プロジェクト地域協議会)と日本自然保護協会、林野庁関東森林管理局が協働で森林の生物多様性復元と持続的な地域づくりに取り組んでおり、私たちNPOと同じ目的の先進プロジェクトてす。プロジェクトの総合事務局の日本自然保護協会を通じて林野庁関東森林管理局赤谷森林ふれあい推進センターに自然林復元の現地見学をお願いしました。カラマツとスギの人工林を幾通りかの方法で伐採し、現在は経過を観察しているところです。スギの人工林を大面積で伐採した部分では隣接する天然林との境界部分に陰樹が成長できる環境がみられました。50台以上のセンサーカメラによる動物調査、コウモリを多様性復元状況の目安と位置づけて生息状況を観察するなど、事業の運営方法などとともに、わたしたちの生物多様性復元の取り組みの貴重な参考となりました。
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2014年9月8日 大蔵高丸植生保護柵見学 2014
大蔵高丸見学2014.(PDF 830K)  大蔵高丸は甲府盆地の東側に位置し、甲州市側の標高1,650mの湯ノ沢峠まで車道があり、そこから数分歩くと草原に出ます。尾根筋は草原と森が混在し、歩道にはロープが張られて草原が保護されています。あちらこちらに富士山では希少種のコウリンカが咲き残っていました。環境省自然公園指導員の半場氏が初期に試験的に設置された小さな柵は周辺部とは全く異なる見事なお花畑になっていました。かつてはこの草原全てにこのようなお花畑が広がっていたそうです。柵の効果とニホンジカによる被食被害の実態がよく分かりました。大蔵高丸のさらに奥には甲州市が新たな防護柵を設置する草原が広がっていました。半場氏が試験的に設置した防護柵の効果が地元行政を動かし、植生保護の流れが確かなものになりました。
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2014年6月14日 旧水ヶ塚遊歩道・東臼塚予備調査
旧水ヶ塚遊歩道・東臼塚予備調査(PDF 900K)  東臼塚遊歩道は1996年(平成8年)の 台風によって散策路が風倒木で塞がれたため通行不能となり、コースを整備してきた沼津営林署の 廃止などもあり周遊コースは再開されることなく現在に至っています。コース上に年代が異なる溶岩流や寄生火山が存在するため森林も変化に富み、多くの野鳥が生息しています。ここには富士山の中腹には珍しい貴重な草原と植生がありますが、コウリンカなどの希少種は鹿に食べられてしまいすでに見られなくなり、イワシモツケも消滅寸前となってしまいました。この貴重な植生をニホンジカから保護する必要性を痛感しました。
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平成25年度
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2013年10月5日  渡邊定元農学博士講演会「富士山の森の再生とホシガラスの役割」
渡邊定元農学博士講演会  NPO法人ホシガラスの会設立・富士山世界遺産登録記念を記念し、当会の学術顧問であり、元東京他大学教授渡邊定元農学博士(富士学会会長)による講演会を実施しました。この講演会は御殿場市市民協働型まちづくり事業「はじめの一歩」として実施しました。また、富士山の生物多様性をテーマにしたパネル約100枚を作成し、会場に展示しました。
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