1958年(昭和33年)、天然林の伐採が進む中、南斜面の水ヶ塚桧丸尾溶岩流上に発達したヒノキ原生林の伐採が計画されました。この計画に、地元植物研究家渡辺健二氏は「貴重な森なので残すべき」として全国の学識者に手紙で保存を訴える活動をした結果、森は残されることになりました。現在は浅木塚ヒノキ群落遺伝資源保存林として保護されています。森の保護活動としては1964年(昭和39年)の日本初のナショナルトラスト運動以前のできごとでした。(写真下・標高1,400m 裾野市)
渡辺健二氏の手記(水ヶ塚桧丸尾溶岩流ヒノキ原生林保存活動) |